西風舘
西風舘
西風舘    

 

名称 ナライダテ
西風舘
種別 有形遺産(旧跡)
住所 綾織町新里23地割100番地
説明 認定番号:19号
推薦団体:綾織町日影自治会
【遺産の概要】
堀切、曲輪を備えた中世の館跡。範囲は約150,000㎡。堀切には「千ヶ堀」(センガホラ・千人以の人夫をかけて掘った空堀の意)という名前がついている。その他、館の周囲に、「八幡神社」、「八人沢」(ハチザ・8人が戦死した場所といわれる)、「人兵ェ揃い」(兵士をはかる所、南部時代の枡形と同じ役)、「ゲンザペス」(源左ェ門が戦死した所と言われる)がある宝徳2年(1450)に宇夫方守儀が築き、嫡子の広豊に与える。後に広豊から弟の広国に与えられる。広国は分家となり西風館氏を名乗るようになる。広国の孫の代の弘治3年(1557)に葛西領から夜襲を受け落城した。その後宇夫方氏は衰退し、阿曽沼氏の郎党、栃内氏が治めたといわれる(『遠野市史』)。
備考 地区:綾織、大別:有形