遠野七観音・松崎観音
遠野七観音:松崎観音
遠野七観音・松崎観音    

 

名称 トオノシチカンノンマツザキカンノン
遠野七観音・松崎観音
種別 有形遺産(建造物等)
住所 松崎町松崎11地割81番地1、82番地、83番地
説明 認定番号:2号
推薦団体:松崎町地域づくり連絡協議会
【遺産の概要】
第二番札所。寛政13年(1801)の「来由」額によると、草創は大同2年(807)で、麦沢山松崎寺と号す。嘉祥4年(851)慈覚大師が遠野において一木を以て7体の観音像を刻み、そのうちの一体が御長六尺の尊像で、往古の本尊はその左手に捧げもっている、とある。また、延享元年(1744)由緒所によると、元禄年間に野火により観音堂が全焼、宝物類が失われたが、本尊像等は無事であったという。現在の観音堂は享保9年(1724)の再建である。現存する本尊は古代以来の立木仏の伝統を偲ばせる十一面観音立像で、背面に慶長11年(1606)の銘がある。これは、松崎観音最古の資料でもある。松崎観音へ至る登り口付近に、樹齢数百年と伝えられるイヌザクラがある。イヌザクラは、古くからこの地域を見守ってきており、地域住民の心のより所となっている。また、松崎観音に訪れる人々を温かく迎えるシンボルとなっている。
備考 地区:松崎、大別:有形