柳田國男により全国的に有名になった「遠野物語」。柳田と交流のあった遠野出身の佐々木喜善の「聴耳草紙」。遠野にはたくさんの口承民話があり、それらの話を拾い上げ市民の手作りで公演する、市民と行政の共同での取り組み。演劇に加え、自作のオリジナル音楽の生演奏、バレエ、民俗芸能を盛り込んだ総合創作舞台です。

 昭和46年に「遠野市民センター」が完成し、これまでの一般的な公共ホール自主文化事業としてプロの劇団の興業などを催していましたが、入場者数は伸び悩んでいました。

 一方、市の青年会では芝居をやってみたい、また、演劇を通し地元の人たちで交流を図りたいという話が持ち上がっていました。

 この両者の目標が一つとなり、市民会館と中央公民館の複合施設である市民センターの自主事業として実施することが決まりました。

 さて、はじめての試みです。まずは演劇の経験者、音楽の指導者、市の職員など15名が集まり、企画委員会を設立しました。その中で、音楽に関しては作曲に始まり、実際に本番の生演奏まで、郷土芸能も芝居の舞台となる地区で今日も伝わる郷土芸能などを、という風に今の公演にまで受け継がれているファンタジーの形はそのときに作られたものです。

 第1回の公演の方向が決まり、それぞれ市職員の人が書き上げた原作、脚本に参加者が集い、また、一般の市民の間でもセンターのはじめての試みを応援するムードが高まりました。その結果昭和51年3月14日、第一回の公演は参加者250人、客席も2回の公演とも満席の延べ2000人と、大成功に終わりました。

 その後、主体、実施手法は変化し、現在は遠野物語ファンタジー制作委員会が官民一体の推進組織として、市民の舞台をつくっています。

 詳しくは、こちら↓(遠野市教育文化振興財団のホームページ)へ

www.tono-ecf.or.jp/arts/index.html

 



お問い合わせ
◎遠野市民センター/遠野物語ファンタジー制作委員会事務局
TEL 0198-62-4411(代表)
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