糖尿病とは

糖尿病とは、すい臓から分泌されるインスリンというホルモンの働きや量が不足することで、血糖値の高い状態(高血糖)が続く病気です。

自覚症状はほとんどないまま進行し、高血糖の状態を放置すると全身の血管が傷つき、腎症や網膜症をはじめとする様々な合併症を引き起します。次の病気が糖尿病の三大合併症といわれています。

・糖尿病性神経障害:手足のしびれ、皮膚の乾燥や傷等の症状から始まり、進行すると足の組織が死んでしまい、足の皮膚が黒ずむ、腫れる、悪臭などが生じる可能性があります。

・糖尿病網膜症:目の網膜の細い血管が傷つき、目がかすむ、まぶしく感じられる等の症状から、進行すると失明にいたる可能性があります。

・糖尿病性腎症:腎臓の血管が傷つき、腎機能が低下し、むくみや血圧が上がる等の症状が現れます。放置すると腎不全になり、体内にたまった老廃物を排出するために人工透析が必要になる可能性があります。

このほか、心筋梗塞や脳卒中等の深刻な病気のリスクも上昇します。

 

糖尿病発症の危険因子

糖尿病の発症危険因子は、①加齢、②家族歴、③肥満、④運動不足があり、これ以外にも高血圧や脂質異常症も危険因子とされています。

多くは、遺伝的な要因に環境的な要因(不適切な生活習慣やストレス等)、加齢等が加わって発症します。近親者に糖尿病の人がいる場合は、糖尿病になりやすい体質なので、より注意が必要です。

※年齢等と関係なく、すい臓のインスリンを出す機能が失われる1型糖尿病と、すい臓の機能低下により十分なインスリンを作れないことと、運動不足や食べすぎ、肥満などにより、インスリンの効果を発揮できないことで発症する2型糖尿病があります。

糖尿病の発症や重症化を予防するために

糖尿病は、自覚症状がない場合でも静かに進行していきます。糖尿病に早く気付くためには、定期的に健康診断を受けることが重要であり、既に治療を受けている人は医師の指導のもと適切な血糖コントロールが大切です。糖尿病の発症・重症化予防には、早期の診断と適切な治療継続が重要です。自分のからだに関心を持って、生活習慣を見直してみましょう。

生活習慣を見直すポイント

①1日3食のバランスの良い食事を取りましょう:食事量は腹八分目程度にし、血糖値の上昇が緩やかになる食べ方(野菜、海藻、きのこ類→肉、魚、卵、豆腐→ご飯、パン、麺類の順番)をしましょう。

②今より10分多くからだを動かしましょう:18歳~64歳の方は1日60分、65歳以上の方は1日40分を目標に体を動かしましょう。(60分を数回に分けて体を動かしても効果があります。)

 

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