<妊婦の方対象>RSウイルス感染症予防接種(母子免疫ワクチン)について
【NEW】 令和8年4月1日から、妊婦を対象としたRSウイルス感染症予防接種が、予防接種法に基づく定期予防接種の対象となりました。
RSウイルス感染症について
RSウイルスは、特に小児や高齢者に呼吸器症状を引き起こすウイルスで、2歳までにほぼ100%の乳幼児が少なくとも1回は感染するといわれています。感染すると、2~8日の潜伏期間ののち、発熱、鼻汁、咳などの症状が数日続き、一部では気管支炎や肺炎などの下気道症状が出現します。特に、生後6か月以内に感染した場合には、呼吸困難や細気管支炎の症状が出るなど重症化し酸素吸入など入院・呼吸管理が必要となることもあります。
RSウイルスワクチン(母子免疫ワクチン)について
母子免疫ワクチンとは、妊婦が接種すると、母体内で作られた抗体が胎盤を通じて胎児に移行し、生まれた乳児が出生時から病原体に対する予防効果を得ることができるワクチンです。定期予防接種では、RSウイルス感染症に対する母子免疫ワクチンとして、組換えRSウイルスワクチン「アブリスボ(ファイザー社製)」を使用します。生後6か月間の重症化しやすい時期の予防効果が期待できます。
<ワクチンの効果>
| 生後90日時点 | 生後180日時点 | ||
| 母子免疫ワクチンの効果 |
RSウイルス感染による 医療受診を必要とした 下気道感染症の予防 |
6割程度の予防効果 | 5割程度の予防効果 |
| RSウイルス感染による 医療受診を必要とした 重症下気道感染症(※)の予防 |
8割程度の予防効果 |
7割程度の予防効果 |
|
※ 医療機関への受診を要するRSウイルス関連気道感染症を有するRSウイルス検査陽性の乳児で、多呼吸・SpO2 93%未満・高流量鼻カニュラまたは人工呼吸器の装着・4 時間を超えるICU への収容・無反応・意識不明のいずれかに該当と定義しています。
対象者
接種時点で遠野市に住民登録のある、妊娠28週0日から36週6日までの妊婦の方
※接種後14日以内に出生した乳児における有効性は確率していないことから、妊娠38週6日までに出産を予定している場合は医師に相談してください。
接種回数
妊娠ごとに、1回接種(妊娠28週から36週6日までの間に1回)
接種費用
無料
※県外の医療機関で接種した場合等、遠野市予防接種助成金要綱に定められている助成上限額より接種費用が上回る場合は一部負担が生じます。
予防接種予診票について
予防接種予診票は、中期の妊婦健康診査受診票を受け取る際に、助産院でお渡しします。
接種場所
RSウイルス予防接種を実施している、かかりつけの産婦人科等で接種できます。県内の医療機関(岩手県広域的予防接種事業協力医療機関)で接種する場合は、「岩手県広域接種パスポート」が必要ですので、遠野健康福祉の里内子育て安心課母子安心係に交付申請してください。交付までに10日ほどかかりますので、早めに申請をしてください。窓口で申請のほか、電子申請もできます。
なお、北上済生会病院で出産予定の方は、上記の手続きなしで予約のうえ接種できます(市は北上済生会病院と契約しているため)。
県外などの岩手県広域接種パスポートが使用できない医療機関での接種を希望される場合は、市子育て安心課母子安心係にお問い合わせください。
接種時に持参するもの
・RSウイルス予防接種予診票(事前に必要事項をご記入ください)
・母子健康手帳
・岩手県広域接種パスポート(必要な方)
・マイナンバーカード(健康保険証)
予防接種を受ける前にご覧ください
接種に注意が必要な方
以下の方は、接種にあたって注意が必要なので、あらかじめ医師に相談してください。
- 心臓血管系疾患、腎臓疾患、肝臓疾患、血液疾患等の基礎疾患を有する方
- これまでに、予防接種を受けて2日以内に発熱や全身の発疹などのアレルギー症状があった方
- けいれんを起こしたことがある方
- 免疫不全と診断されている方や、近親者に先天性免疫不全症の方がいる方
- 組換えRSウイルスワクチン(母子免疫ワクチン)の成分に対してアレルギーを起こすおそれのある方
- 妊娠高血圧症候群の発症リスクが高いと医師に判断された方や、今までに妊娠高血圧症候群と診断された方
- 血小板減少症や凝固障害を有する方、抗凝固療法を実施されている方
予防接種を受けることができない方
以下の方は、接種を受けることができません。
- 発熱している方
- 重い急性疾患にかかっていることが明らかな方
- この予防接種の接種液の成分によってアナフィラキシーを呈したことがある方
- その他、予防接種を行うことが不適当な状態にあると医師が判断する方
予防接種を受けた後の注意点
ワクチン接種後30分程度は安静にしてください。また、体調に異常を感じた場合には、速やかに医師へ連絡してください。注射した部位は清潔に保つようにしてください。接種当日の入浴は問題ありませんが接種部位はこすらないでください。
副反応について
接種部位の疼痛、紅斑、腫脹、頭痛、筋肉痛、発疹、じんましんがみられることがあります。また、まれではありますがショック、アナフィラキシーショックが生じる可能性があります。
予防接種健康被害制度について
予防接種を受けた後、極めてまれに健康被害(治療を必要とする重い副反応)が生じることがあります。このような場合、その健康被害が定期予防接種を受けたことによるものであると厚生労働大臣が認定したときは、予防接種法に基づく健康被害救済制度が適用されます。
予防接種健康被害救済制度について|厚生労働省(外部リンク)

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