令和5年度は5月23日現在、クマによる人身被害が7件(8人)発生しており、今後も人身被害や農産物被害の増加が予想されます。

 山菜採りやレジャー等で山林に入る際は、予期せずクマと遭遇し、被害に遭う危険性が高くなります。入山する際は下記の事項に留意し、十分な対策を講じるようお願いします。

 また、近年は人里での被害も多く発生しています。クマを寄せ付けない対策を積極的に行い、被害を未然に防ぎましょう。

山林内(クマの生息域)における対策

  • 事前に入山地域の出没情報や被害情報を確認する。
  • 複数人で行動し、鈴やラジオ等の音の出るものを携行する。
  • 夜間、明け方、夕方の入山を避ける。
  • 撃退グッズ(忌避スプレー、鉈等)を携帯する。
  • クマの糞や足跡を見たら引き返す。

人里における対策

  • 廃棄野菜や生ごみ、コンポストの管理を適切に行う。
  • 農地周辺のやぶを刈り払い、見通しの良い環境を整備する。
  • 電気柵を設置し、クマを寄せ付けない対策をする。
  • 庭先果樹は適期が来たらなるべく速やかに収穫する。
  • 屋外やクマが侵入できる納屋に果物、穀物、ペットフード等を保管しない。

クマに遭遇した場合の対策

  • 持ち物(リュック等)を静かに置いて、目を離さず静かにゆっくり後退する。
  • クマとの間に木や岩を挟むようにする。
  • 風向きに注意して忌避スプレーを使う。
  • クマが攻撃してきたら両手で顔や頭をカバーし、体を丸くして地面に伏せて防御する。