監査委員の役割

 監査委員は、地方公共団体の財務に関する事務の執行及び経営に係る事業の管理などを監査するために設置される機関であり、地方公共団体が行っている行政サービスが適法であるか、効率良く行われているか、不正がないかなど、幅広い観点から監査を行い、その結果を公表しています。

 監査の過程では、違法あるいは不当を正し、不正を摘発する必要が生じることもありますが、監査の基本目的は、監査を通して地方公共団体の適法性、あるいは妥当性を確保、保障すること(行政運営の指導)にありますので、監査委員は、市長の指揮監督から職務上独立し、常に公正不偏の態度を保持して監査を実施しています。

 監査委員は、一人一人が独立して監査を行うことを原則としている独任制の機関です。このため、教育委員会や選挙管理委員会のような他の行政委員会と違って、複数の委員で構成されているにもかかわらず「監査委員会」という呼び方はしません。監査結果の決定、意見の決定については、合議によるものとされています。

監査委員の設置

 監査委員の定数は、人口25万人未満の市では2人とされています。ただし、条例により、その定数を増やすことができるとされています。

 監査委員は、識見を有する者及び議員のうちから、市長が議会の同意を得て選任することとされていますが、条例により、議員のうちから選任しないことができるとされています。

 遠野市では、識見を有する者から選任された委員(以下「識見委員」)から2人としており、その任期は、4年になります。また、識見委員のうち1人を代表監査委員に選任することとされています。代表監査委員は、監査委員に関する庶務等を処理します。

遠野市監査委員

監査委員の氏名等は、次のとおりです。

区分 氏名 就任年月日

識見委員

(代表監査委員)

ただ ひろこ

多田 博子

令和3年11月25日(1期目)

(代表 令和4年6月2日~)

識見委員

(代表監査委員職務代理者)

おくとも こうえつ

奥友 康悦

令和4年6月1日(1期目)

(職務代理者 令和4年6月2日~)