鍋倉公園について

■所在地:岩手県遠野市遠野町

■面積:14ヘクタール

■公告年月日:昭和61年4月1日

■概要

鍋倉公園は、鍋倉城の跡であり、明治初年から今日まで市民の憩いの場として親しまれてきました。

鍋倉城は、天正年間(1573-1591)阿曽沼氏の築城と伝えられ、阿曽沼氏没落後の寛永4(1627)年、八戸から南部直義が入部し、240年余りにわたって遠野南部氏12,500石の居城となりました。明治2(1869)年に廃城となり、現在は都市公園として整備し、利用されています。

特長

鍋倉公園は桜の名所として古くから親しまれており、4月下旬~5月上旬には桜が公園全体に美しく咲き誇り、ソメイヨシノやオオヤマザクラ、エドヒガンザクラをはじめ、鷲の尾、御衣黄、普賢象、泰山府君、松月などの多種多彩な桜をお楽しみいただけます。

主な施設

なべくら展望台

天守閣を模した展望台から、遠野市街地を一望することができます。音声アナウンスとあわせて、遠野の眺めをお楽しみください。

入場料は無料です。開館時間は下記の通りです。冬期間(1月~3月)は閉館いたします。

  開館時間
4月から8月 午前8時から午後6時30分まで
9月から12月 午前8時30分から午後5時30分まで

天候等の都合により、開館時間を変更することがあります。ご了承下さい。 

トイレ(バリアフリートイレ有)

冬期間(1月~3月)は閉鎖いたします。

東屋

園内には3箇所(三ノ丸跡、澤里屋敷跡、弓道場跡付近)に東屋があります。 

園内案内図

 

本丸址

本丸には遠野南部氏の屋敷があり、その建物は南北に長い平屋で屋根は主に茅葺きであった。安政3(1856)年の間取り図によれば、役人が詰め執務を行う「表」と生活を営む「奥」に分かれていた。敷地には八幡社や蔵、庭などがあり、矢を射る小窓を切った板塀で囲まれた表門は四ツ足門であった。

▲復元模型(縮尺1/50)遠野市民センター内展示

二ノ丸址

一族の新田小十郎の屋敷があったところで、現在は南朝の忠臣を先祖にもつ遠野南部家のお霊廟をおまつりしている。

三ノ丸址

本丸、二ノ丸とともに貴重な防備の拠点で、一族の中舘氏、福田氏の居館があった。

澤里屋敷跡

重臣、澤里氏の屋敷跡で、面積約1,000平方メートル。本丸の北、下部にあたり、北側の防衛を担った。

駐車場・アクセス

遠野駅から徒歩5分程度

遠野ICから車で10分程度

約10台駐車可能で、料金は無料です。

南部神社の境内への駐車はご遠慮ください。

園内への道路は狭く山道のため、譲り合って通行してください。冬期間は積雪の状況により、通行止めといたします。