もえないごみの直接持ち込み有料化のお知らせ 

 令和5年4月から、毎月1日から7日(土曜日・年始を除く)までは、もえないごみ(不燃粗大ごみ・廃家電類含む)のみの受入れとなり、処理手数料が有料(10kg当たり130円)になりました。毎月8日から月末日(土曜日・日曜日・年末を除く)までは、それ以外の資源ごみ(紙類・飲料缶・びん類・ペットボトル・プラスチック製容器包装・小型家電)有害ごみ(蛍光管、乾電池等)のみの受入れとなり、従来どおり無料です。

※事業所が直接持ち込むことができる事業系一般廃棄物は、品目や量に制限がありますので事業系ごみの分け方・出し方.pdfをご参照願います。     

廃棄物再生利用施設利用案内(もえないごみ、家庭から持ち込まれる資源ごみ及び有害ごみの直接持込み)

所在地/電話番号  遠野市綾織町新里18-84-6(地図) / 62-2878
業務日  毎週 月曜日~金曜日(祝日含む)、毎月 第1日曜日
受付時間

8:45から16:30まで

(第1日曜日は12:00から13:00まで休憩いたします)

休業日  土曜日、日曜日(第1日曜日を除く)、年末年始

 

受入対象品目 受付日

(1)もえないごみ(破砕処理するごみ)

・不燃ごみ

・不燃粗大ごみ ※可燃粗大ごみはもえるごみの区分です。

・廃家電類

毎月1日から7日まで

(土曜日・年始を除く)

(2)資源ごみ

・紙類(新聞紙、段ボール、紙パック、雑がみ)

・飲料缶(アルミ缶、スチール缶)

・びん類(無色、茶色、その他の色)

・ペットボトル

・プラスチック製容器包装

・小型家電 

毎月8日から月末日まで

(土曜日・日曜日・年末を除く)

(3)有害ごみ

・水銀廃製品[蛍光管、乾電池(一次型のみ)、水銀体温計等]

毎月8日から月末日まで

(土曜日・日曜日・年末を除く)

※ごみの分別は《令和5年度 遠野市生活ごみ分別ポスター.pdf》を参考願います。

※遠野市外から発生したごみは受付できません。

 廃棄物再生利用施設とは

破砕棟

遠野郷は、「大地と光と水と緑の大自然に息吹く永遠の理想郷づくり」を共通の基調として、人間性豊かな新しい地域社会の建設に取り組んでいます。

とりわけ、積極的に取り組んでいるのが、深刻化の一途をたどっているごみ問題です。大量生産、大量消費の社会構造の中で、家庭生活から排出されるごみ量は年々増加し、その結果最終処分場の不足が社会問題を招いています。使い捨て文化からリサイクル社会への変換が、今、求められています。

こうした社会情勢を受け、ごみ減量化と資源の有効利用を図ることを目的とした廃棄物再生利用施設を建設しました。

本施設では、一般家庭から排出される資源ごみを分別・保管するとともに、不燃ごみ・粗大ゴミを破砕し、鉄・アルミ・可燃物・不燃物に選別して有価物の再生利用を促進します。不燃物は減容化できますから、埋立地の効率利用が図られます。

今後は本施設を活用して、ごみの減量化と再資源化を進めるとともにリサイクル意識の高揚を図り、清潔で住みよいまちづくりを進めます。

施設の概要

名称 廃棄物再生利用施設
所在地 岩手県遠野市綾織町新里18-84-6
事業主体 遠野市清養園クリーンセンター
総事業費 10億円
敷地面積 4,714平方メートル
 ・管理等 建築面積 264平方メートル 延床面積 264平方メートル
 ・ストックヤード棟 建築面積 423平方メートル 延床面積 423平方メートル
処理対象物 不燃ごみ・粗大ごみ・資源ごみ
処理能力 12T/5H
破砕方式 竪型高速回転式破砕機
選別方式 磁選機+風力選別機+粒度選別機+アルミ選別機
選別種類 鉄類・アルミ類・可燃物・不燃物
着工 平成11年9月
竣工 平成12年10月
施工管理 遠野市清養園クリーンセンター
施工 (造成・管理棟・ストックヤード棟) 松田建設(株)・河野建設(株)特定共同企業体
設計・施工 (破砕棟・破砕設備) 株式会社クボタ

施設の特色

ごみを資源としてリサクル 

分別回収した資源ごみは、ストックヤードで一時保管しています。また、不燃ごみ・粗大ごみは破砕処理してきめ細かく4種類に選別します。そのうち、鉄類とアルミ類は品質の優れたスクラップとして資源化できます。類は品質の優れたスクラップとして資源化できます。

燃焼効率に優れた可燃物

可燃物は細かく破砕されているため、焼却時には安定した燃焼状態を確保できます。隣接のごみ処理施設で焼却します。

不燃物は埋立に有利な形状に

不燃物は砂状にまで細かく処理されているため、容量が小さくなり、埋立処分に最適な形状となっています。

はばひろい処理対象

自転車・家具・スクラップなど一括処理でき、作業が能率よく行えます。

中央制御システムと集塵・安全対策

施設全体を効率よく安全に運転管理するため、中央監視制御システムを導入しています。破砕機・選別設備などでl発生するダストは、強制的に集気して、サイクロンとバグフィルタで集塵します。また、破砕機内部でのごみによる万一の爆発に備えて、十分な安全対策を講じています。

トラックスケール

トラックスケール画像

分別して搬入されたごみは、トラックスケールで計量されます。そのうち資源ごみは、紙類、缶、ビン、ペットボトルなど種類別にストックヤードで一時保管します。また、不燃ごみ・粗大ごみは破砕施設へ搬入します。なお、破砕施設で選別回収した資源(鉄、アルミ)もストックヤードで一時保管します。

受入・供給設備

受入・供給設備画像

収集した不燃ごみ・粗大ごみは、その量(重さ)をトラックスケールで計ってから、本施設に搬入します。搬入したごみは、プラットホームで危険物や破砕不適物を除去した後、受入れホッパに投入し、受入れコンベアで破砕機に定量供給します。
 

破砕設備

破砕設備画像

破砕機(クボターアイダル形シュレッダ)は、上部から供給された不燃・粗大ごみを一括破砕します。衝撃・せん断・圧縮・磨砕の複合破砕ですから、破砕物は選別の容易な大きさに揃います。破砕物は、下部から搬送コンベアで選別設備に送ります。

破砕機本体の仕様
 形式 堅型高速回転式破砕機 KE-400S
 能力 12t/5h以上(最大20t/5h)
 投入寸法 幅1.14m×高さ1.5m
 回転数 390rpm
 ブレーカ 2個(1次打撃)
 グラインダ 32個(2次打撃)
 電動機 150kW

選別設備

選別設備画像

破砕物は、まず磁選機(1)と風力選別機にかけて、混じりけのない良質の鉄スクラップを回収します。残った破砕物は粒度選別機にかけ、不燃物(小さくて重い物)・アルミ類(荒い網目を通過する軽い物)・可燃物(網目を通過しなかった大きくて軽い物)に選別します。アルミ類は、さらに選別機にかけてアルミ類に混じっている可燃物を取り除きます。以上のように、何段階ものきめこま細かな選別工程によって、破砕した不燃ごみ・粗大ごみを、鉄・アルミ類・可燃物・不燃物の4種類に選別します。

鉄の選別

鉄の選別画像

搬送コンベアから送り出された破砕物のうち、鉄は磁力選別機の回転するドラムにひきつけられて上方に回転し、鉄分シュートに落下します。その途中で、風力選別機から吹き出す空気が、鉄に付着している可燃物などを吹き飛ばしてスクラップの室を高めます。鉄以外の破砕物は、ドラム手前のシュートから粒度選別機に送られます。
 

可燃物の選別

可燃物の選別画像

粒度選別機は、筒状になった2種類の網が回転する構造です。細かな網目からは嵩比重の大きい(小さくて重い)不燃物が抜け出します。荒い網目からはアルミを含む嵩比重の小さい破砕物が抜け出します。残った破砕物は可燃物は可燃物貯留ホッパに落下します。
 

アルミの選別

アルミの選別画像

アルミ選別機内部では、永久磁石を高速回転させています。これにより、アルミには渦電流が発生し、磁場から受ける力により上前方に撥ね飛ばされます。アルミ以外の破砕物は可燃物として手前のシュートに落下します。
 

貯留設備

貯留設備画像

選別した破砕物は、効率の良い作業を行うために十分な容量を備えた4種類(鉄・アルミ類・可燃物・不燃物)の貯留ホッパに一時貯留します。その後、再資源化する鉄とアルミ類はストックヤードに運んで一時保管します。可燃物は隣接のごみ焼却施設に運んで焼却します。また、不燃物は埋立処分するために随時搬出します。
 

集塵設備

サイクロン画像

施設内の作業環境を良好に保つとともに周辺環境への公害防止を徹底するため、集塵設備を充実させています。集塵設備は、破砕機排出部・各搬送コンベア部・各選別設備など、粉塵の発生しやすい箇所の空気をファンで強制的に吸引し、サイクロンとバグフィルタによって集塵します。

バグフィルタ