金取遺跡出土石器
金取遺跡発見の契機となった大型打製斧形石器

国内最古級の遺跡ー金取遺跡とは

 岩手県遠野市宮守町達曽部22地割72番地3号、72番地60号(N39°23′23″,E141°20′28″)にある金取遺跡は、日本列島で最も古い遺跡の1つと考えられている旧石器時代の遺跡です。その重要性から、出土遺物は2002年に遠野市指定有形文化財、遺跡は2004年に遠野市指定史跡に指定(当時は宮守村指定)されています。現地は私有地のため立入には許可が必要ですが、遺跡の地層の剥ぎ取り標本や出土石器(複製)をみやもりホール(遠野市宮守町下宮守32-133-1電話0198-67-3133)に展示しています。また、遠野まちなか・ドキ・土器館(遠野市新町5-3電話0198-62-7820)には出土石器の実物を展示しています。
 近年は国際的にも注目されており、2014年6月にモンゴルで開催されたSociety for East Asian Archaeology(東アジア考古学会)という国際学会で、これまでの発掘調査成果を発表しました。また、2014年11月に韓国で開催されたAsian Palaeolithic Association(アジア旧石器協会)という国際学会では、主要石器のレプリカ2点と発掘調査報告書に掲載されていない石器の実物3点を展示し、あわせて口頭発表を行いました。特に斧形石器は研究者の注目を浴び、中国や朝鮮半島では発見されていない日本列島独自の発達を遂げた大型重量石器として評価を受けました。さらに2015年7月に名古屋で開かれた、約70カ国2000人の研究者が参加したINQUA(国際第四紀学会)ではポスターセッションでこれまでの金取遺跡の調査成果について発表し、欧米の研究者と意見交換を行いました。2016年6月に東京で開催されたAsian Palaeolithic Assosiation(アジア旧石器協会)では、周辺遺跡の分布調査成果を含めて遺跡の立地についてポスターセッションに参加して石器レプリカを展示をあわせて行い、イギリス、ロシア、インド、中国、韓国などの研究者たちから強い関心を集めました。それぞれの国際学会での発表内容は以下をご覧ください。

東アジア考古学会プレゼンテーション資料.pdf [3204KB pdfファイル] 

東アジア考古学会発表原稿(英語).pdf [102KB pdfファイル] 

アジア旧石器協会プレゼンテーション資料.pdf [5918KB pdfファイル] 

国際第四紀学会ポスターセッション用配布資料.pdf [1624KB pdfファイル] 

アジア旧石器協会ポスターセッション(英語).pdf [1119KB pdfファイル] 

韓国で注目を浴びた斧形石器
韓国で注目を浴びた斧形石器
(2002年武田良夫氏金取遺跡採集品、遺跡発見の契機となった斧形石器と同じ考え方で作られている)

遺跡の発見と調査

 遺跡は、1984年に武田良夫氏(日本考古学協会員)によって発見され、1985年に宮守村教育委員会が組織した金取遺跡発掘調査団(菊池強一団長)によって本格的な発掘調査が行われました。その結果、後期旧石器時代をさかのぼる時代の地層から石器や炭化物が出土することが確認されました。2000年に前・中期旧石器ねつ造事件が発覚し、この事件とは無関係の金取遺跡が国内最古の可能性が高いと注目され、2003年、2004年に宮守村教育委員会(当時)が第2・3次発掘調査を行いました。1985年に旧石器が出土した地層の年代測定等を実施した結果、9万~3万5千年前(中期旧石器時代)の遺跡であることを確認しました。以上の調査で、金取遺跡は火山灰及び地形層序から年代を絞り込める、日本では稀な中期旧石器時代の遺跡として大変重要であることが明らかとなっています。その後、出土資料の検討や遺跡周辺の分布調査を継続的に実施し、更なる遺跡内容の解明を目指しています。

 調査経過

1984年5月5日 遺跡発見
1984年8月5、6日、12月9日 予備調査
1985年7月26日~1986年3月31日 第1次調査
2003年8月26日~9月19日 第2次調査
2004年6月7日~7月7日 第3次調査
2008年9月2日~9月19日 周辺遺跡
2015年11月5日、6日 周辺遺跡

第1次調査の様子 第3次調査の様子
発掘調査の様子

遺跡の立地

  金取遺跡が立地する岩手県遠野市は、岩手県の中央を南北に流れる北上川の東側に広がる北上高地の中ほどに位置します。北上川の西側には東北地方の脊梁山脈である奥羽山脈があり、ここにある火山が噴火した際の火山灰が周囲に降り積もっており、遺跡の年代推定に役立っています。 遺跡は遠野市の北西部に位置し、北から南に流れる湯屋川に向かって舌状に張り出す丘の上に立地します。遺跡と湯屋川現河床面との比高差は約20m、海抜高度は242mです。遺跡のある丘は国道396号線によって西の飛竜山側と切り離されています。この国道は元より浅い谷で、これを境に基盤岩が異なり、西側は蛇紋岩、遺跡のある東側は粘板岩となっています。

遠野市の位置金取遺跡の位置
金取遺跡の位置

遺跡の地層と年代

  遺跡の堆積層は、1層は表土及び旧表土、2層、3a~3c層は軟質ローム、3d層は軽石、4a~4c層は粘土、5層は段丘礫で、このうち文化層は1層下部(弥生後期~縄文晩期)、2層上部(縄文前期)、3b・c層(中期旧石器・第Ⅲ文化層)、4a上・下、4b層(中期旧石器・第Ⅳ文化層)です。各層の層序関係は不整合の関係にあります。各層毎の細分各層は、軽微な不整合の関係を示し、4a下層及び4b層上面には乾裂が発達します。火山灰は1層下部に十和田A火山灰(西暦915年)、十和田中掫火山灰(6千年前)、3a層に十和田八戸火山灰(1万5千年前)、3b層に岩手山生出黒色火山灰(3.5万-5万年前)、3d層に焼石村崎野火山灰(6.8万-7.8万年前)、4a下層に肘折北原火山灰(8.4万年前)、阿蘇4火山灰(8.5-9万年前)、鳴子荷坂火山灰(9万年前)、洞爺火山灰(11.2万-11.5万年前)が検出されています。
 第Ⅳ文化層の上層には焼石村崎野火山灰が堆積しており、同層準からは8.5万年の阿蘇4火山灰などの火山ガラスが検出されています。これらのことから、第Ⅳ文化層の年代は6.8万-8.5万年前と推定されます。
 第Ⅲ文化層の上位からは3.5万-5万年前の岩手山生出黒色火山灰の火山ガラスが検出され、下層は6.8万-7.8万年前の焼石村崎野火山灰が堆積しており、第Ⅲ文化層の年代は3.5万-6.8万年前と推定されます。なお、第Ⅲ文化層下位のⅢc層14C年代測定では46480±710年という値が得られており矛盾しません。

遺跡の地層と火山灰金取遺跡地層
金取遺跡の地層

出土遺物

 第Ⅲ文化層では石器集中部であるAユニットを確認し、ホルンフェルス製の大型石器と、珪質頁岩製の小型石器が含まれ、炭化物も多く検出されています。また、南西に小型石器のみの散漫なブロックがあります。主にホルンフェルス製大型石器と、珪質頁岩製小型石器で構成される第Ⅲ文化層石器群は40点(石斧41、円盤形石核42、チョッパー43、スクレイパー44~46・49・50、くさび形石器47、フレイク48・51~59、チップ24点)でありました。なお、遺跡発見の契機となった41は武田良夫の採集資料で、42は地権者が採集し跡形を確認したものです。
 第Ⅳ文化層の石器群は顕著な集中部を形成しません。第Ⅳ文化層石器群は8点(楕円形石器61、チョッパー62・64、チョッピングトゥール63、スクレイパー67・71、フレイク65・66)の2つのまとまりが検出されています。用いられているホルンフェルスは、紅柱石・ざくろ石ホルンフェルスであり、遠野花崗岩体接触部にのみ産出し、湯屋川流域には産出しません。なお71は地権者が採集し跡形を確認したもので、67は自然礫の可能性があります。

遺物分布図1
 

第Ⅲ文化層の出土遺物分布図

遺物分布図2

第Ⅳ文化層の出土遺物分布図

第Ⅲ文化層出土石器1第Ⅲ文化層出土石器2
第Ⅲ文化層出土石器

第Ⅳ文化層出土石器1第Ⅳ文化層出土石器2
第Ⅳ文化層出土石器

調査者による発表履歴

学会発表(口頭発表・ポスターセッション)

学会名・場所・発表年月日・題名・発表者

東北地理学会 山形大学 1985.9.21 岩手県宮守村金取遺跡の旧石器包含層について 菊池強一
東北日本の旧石器文化を語る会 福島県立博物館 2000.12.23 北上川中流域の旧石器遺跡群 菊池強一ほか
東北日本の旧石器文化を語る会 秋田市文化会館 2001.12.22 岩手県金取遺跡・柏山館跡再論 菊池強一ほか
東北日本の旧石器文化を語る会 青森県教育会館 2003.12.21 岩手県宮守村金取遺跡第2次発掘調査について 黒田篤史
岩手考古学会 一戸町御所野縄文博物館 2004.1.31 宮守村金取遺跡の調査成果 黒田篤史
日本考古学協会 千葉大学 2004.5.22 岩手県金取遺跡(第1次)出土石器の産状の特徴と摩耗度研究の意義 菊池強一・中村由克
日本旧石器学会 東京都立大学 2004.12.18 金取遺跡第2・3次発掘調査報告 黒田篤史(ポスターセッション)
東北日本の旧石器文化を語る会 東北歴史博物館 2004.12.26 岩手県宮守村金取遺跡第3次発掘調査について 黒田篤史
長野県旧石器文化研究交流会 長野県飯田市鼎文化センター 2005.6.19 岩手県宮守村金取遺跡について-2・3次調査を中心に 黒田篤史
日本考古学協会 東京学芸大学 2006.5.28 岩手県遠野市金取遺跡第2・3次調査 黒田篤史・熊谷常正・菊池強一
木越邦彦先生米寿記念シンポジウム年代測定と日本文化研究 福島県白河市ホテルサンルート白川 2006.9.2 岩手県の更新世火山灰層とおもな旧石器時代遺跡 菊池強一
長野県旧石器文化研究交流会 長野県信濃町公民館野尻湖支館 2006.10.21 金取遺跡の第1次調査 小向裕明・武田良夫
長野県旧石器文化研究交流会 長野県信濃町公民館野尻湖支館 2006.10.21 金取遺跡の調査と石器群 黒田篤史
長野県旧石器文化研究交流会 長野県信濃町公民館野尻湖支館 2006.10.22 東北地方北部の旧石器時代遺跡の地質をめぐる諸問題 菊池強一
岩手考古学会 岩手県盛岡市ホテルニューカリーナ2009.2.28 金取遺跡 黒田篤史
宮城県考古学会 仙台市博物館 2010.5.16 岩手県遠野市金取遺跡の調査研究の成果と課題 菊池強一・黒田篤史・小向裕明・武田良夫
日本旧石器学会 明治大学 2010.6.27 金取遺跡周辺分布調査報告 菊池強一・黒田篤史・小向裕明・武田良夫(ポスターセッション)
Society for East Asian Archaeology(東アジア考古学会) モンゴル国立大学(モンゴル・ウランバートル) 2014.6.8 Investigation of the Kanedori Site in Iwate Prefecture, Northern Honshu.(本州北部にある岩手県金取遺跡の発掘調査) 黒田篤史・菊池強一・小向裕明・武田良夫
Asian Palaeolithic Association (アジア旧石器協会) 公州国立大学校(韓国・公州市) 2014.11.14 Middle Paleolithic Artifacts from Kanedori Site, Northeast of Japan. (日本の東北にある金取遺跡から出土した中期旧石器) 黒田篤史・菊池強一・小向裕明・武田良夫
日本旧石器学会 東北大学 2015.6.21 金取遺跡の斧形石器をAPA KOREA で展示―大型重量石器に対する海外研究者のコメント― 菊池強一・黒田篤史・小向裕明・武田良夫・佐川正敏(ポスターセッション)
Interational Union for Quaternary Research(国際第四紀学会) 名古屋国際会議場 2015.7.29 Investigation of the Kanedori Site, Northern Honshu, Japan(日本の本州北部にある金取遺跡の調査)菊池強一・黒田篤史・小向裕明・武田良夫(ポスターセッション)
Asian Palaeolithic Association (アジア旧石器協会) 首都大学東京 2016.6.26 Early Palaeolithic stratigraphy of around the Kanedori Site, Northern Honshu Island, Japan(日本の本州島北部にある金取遺跡周辺の前期旧石器の層位)黒田篤史・小向裕明・武田良夫・菊池強一(ポスターセッション)

誌上報告(口頭発表要旨含む)

菊池強一 1985「岩手県宮守村金取遺跡の旧石器包含層について」『1985年度東北地理学会秋季学術大会発表要旨』
菊池強一ほか 1986『金取遺跡発掘調査報告書』宮守村教育委員会
武田良夫 1987「宮守村金取遺跡の発掘」『奥羽史談』第82号 奥羽史談会
菊池強一 1996「北上川中流域の旧石器時代遺跡群」『日本考古学年報』№47 日本考古学協会
菊池強一ほか 2000「北上川中流域の旧石器遺跡群」『第14回東北日本の旧石器文化を語る会』資料集 東北日本の旧石器文化を語る会
菊池強一ほか 2001「岩手県金取遺跡・柏山館跡再論」『第15回東北日本の旧石器文化を語る会』資料集 東北日本の旧石器文化を語る会
菊池強一ほか 2002「岩手県 金取遺跡」『考古学ジャーナル』495号 ニューサイエンス社
武田良夫 2002『星屑が瞬くとき』博光出版
黒田篤史 2003「岩手県宮守村金取遺跡第2次発掘調査について」『第17回東北日本の旧石器文化を語る会』予稿集 東北日本の旧石器文化を語る会
菊池強一・中村由克 2004「岩手県金取遺跡(第1次)出土石器の産状の特徴と摩耗度研究の意義」『日本考古学協会第70回総会研究発表要旨』日本考古学協会
黒田篤史 2004「宮守村金取遺跡の調査成果」『岩手考古学会第31回研究大会発表要旨』岩手考古学会
黒田篤史 2004「岩手県宮守村 金取遺跡」『考古学ジャーナル』515号 ニューサイエンス社
黒田篤史 2004「岩手県宮守村金取遺跡第3次発掘調査について」『第18回東北日本の旧石器文化を語る会』予稿集 東北日本の旧石器文化を語る会
黒田篤史 2005「岩手県宮守村金取遺跡について-2・3次調査を中心に」『第17回長野県旧石器文化研究交流会発表資料』長野県旧石器文化研究交流会
黒田篤史編 2005『金取遺跡第2・3次発掘調査報告書』宮守村教育委員会
菊池強一 2006「岩手県の更新世火山灰層とおもな旧石器時代遺跡」『木越邦彦先生米寿記念シンポジウム年代測定と日本文化研究予稿集』(株)加速器分析研究所
黒田篤史・熊谷常正・菊池強一 2006「岩手県金取遺跡第2・3次調査」『日本考古学協会第72回総会研究発表要旨』日本考古学協会
黒田篤史 2006「金取遺跡の調査と石器群」『第18回長野県旧石器文化研究交流会発表資料』長野県旧石器文化研究交流会
小向裕明・武田良夫 2006「岩手県遠野市金取遺跡第1次調査」『第18回長野県旧石器文化研究交流会発表資料』長野県旧石器文化研究交流会
武田良夫 2008『早池峰の南に』博光出版
黒田篤史 2009「金取遺跡」『岩手考古学会20年の步み-歴史を塗り替えたあの発掘調查、再び-資料集』岩手考古学会
黒田篤史編 2009『市内遺跡分布調査報告書』遠野市教育委員会
菊池強一・黒田篤史・小向裕明・武田良夫 2010「岩手県金取遺跡の調査成果と研究課題」宮城考古学会研究発表要旨
菊池強一・黒田篤史・小向裕明・武田良夫 2010「金取遺跡周辺分布調査報告」『日本旧石器学会第8回講演・研究発表・シンポジウム予稿集』日本旧石器学会
菊池強一・黒田篤史・小向裕明・武田良夫 2010「岩手県金取遺跡」『日本旧石器学会第8回講演・研究発表・シンポジウム予稿集』日本旧石器学会
菊池強一・黒田篤史・小向裕明・武田良夫 2011「岩手県金取遺跡の調査成果と研究課題」『宮城考古学』第13号 宮城県考古学会
菊池強一・黒田篤史・小向裕明・小笠原晋・武田良夫 2012「金取遺跡の調査とその後の新資料」『旧石器考古学』76 旧石器文化談話会
Atsushi Kuroda, Kyouichi Kikuchi, Hiroaki Komukai, Yoshio Takeda. (2014). Investigation of the Kanedori Site in Iwate Prefecture, Northern Honshu. SEAA6 PROGRAM. Society for East Asian Archaeology.
Atsushi Kuroda, Kyouichi Kikuchi, Hiroaki Komukai, Yoshio Takeda. (2014).  Middle Paleolithic Artifacts from Kanedori Site, Northeast of Japan. Program of the 7th International Symposium of the Asian Paleolithic Association. The Korean Paleolithic Society.
菊池強一・黒田篤史・小向裕明・武田良夫・佐川正敏 2015「金取遺跡の斧形石器をAPA KOREA で展示―大型重量石器に対する海外研究者のコメント―」『日本旧石器学会第13回講演・研究発表・シンポジウム予稿集』日本旧石器学会
Kyouichi Kikuchi, Atsushi Kuroda, Hiroaki Komukai, Yoshio Takeda. (2016). Early Palaeolithic stratigraphy of around the Kanedori Site, Northern Honshu Island, Japan. Program of the 8th Meeting of The Asian Palaeolithic Association. Japanese Palaeolithic Research Association.
Kuroda, A., K. Kikuchi, H. Komukai, and Y. Takeda. (2016). Investigation of the Kanedori Site in Iwate Prefecture, Northern Honshū. The Bulletin is published on behalf of the Society of East Asian Archaeology Vol.3. Society of East Asian Archaeology.

掲載論文等

岡村道雄 2001「日本列島の前期・中期旧石器研究の展望」『検証 日本の前期旧石器』学生社
Matsufuji, K. (2002). The most Ancient Industry in Japan. Paleolithic Archaeology in Northeast Asia. The Institute of Cultural Properties, Hanyang University.
松藤和人 2004『日本列島における後期旧石器文化の始原に関する基礎的研究』平成12~15年度科学研究費補助金基盤研究(C)(2)研究成果報告書 研究代表者松藤和人
竹岡俊樹 2005「岩手県上閉伊郡宮守村金取遺跡第Ⅲ文化層」『前期旧石器時代の型式学』学生社
Takehana, K. (2010). Premier peuplement dans I'archipel du Japon. LES PREMIERS PEUPLEMENTS PREHISTORIQUES SUR LES DIFFERENTS CONTINENTS. Institut de Paleontologie Humaine.
松藤和人 2010「日本列島の人類史はどこまでさかのぼる」『日本と東アジアの旧石器考古学』雄山閣
佐川正敏 2010「中国と韓国の13~3万年前の人類文化の概要と研究課題」宮城考古学会研究発表要旨
佐川正敏 2010「東アジアにおける竹佐中原遺跡の位置付け-大型重量石器の視点から-」『長野県竹佐中原遺跡における旧石器時代の石器文化Ⅱ』長野県埋蔵文化財センター
佐藤宏之 2010「日本列島における中期/後期旧石器時代移行期の石器群と竹佐中原遺跡」『長野県竹佐中原遺跡における旧石器時代の石器文化Ⅱ』長野県埋蔵文化財センター
Matsufuji, K. (2010). When Were the Earliest Hominin Migrations to the Japanese Islands? Asian Paleoanthropology: From Africa to China and Beyond, Springer.
渋谷孝雄・石川恵美子 2010「東北地方」『講座日本の考古学1 旧石器時代(上)』青木書店
松藤和人 2014『日本列島人類史の起源―「旧石器の狩人」たちの挑戦と葛藤』雄山閣

掲載書籍

一般書関係

学生社 2001『検証 日本の前期旧石器』
岡村道雄 2002 『縄文の生活誌 改訂版』日本の歴史第01巻 講談社
小林達雄 2003『週刊朝日百科 日本の歴史』第36号 朝日新聞出版局
板橋旺爾 2003『列島考古学の再構築-旧石器から弥生までの実像』学生社
新人物往来社 2003 月刊『歴史読本』
集英社 2003『イミダス2004年版』
印旛郡市文化財センター 2004『印旛の原始・古代-旧石器時代編-』
宮城県河南町 2005『河南町史』
福島市 2005『ふくしまの歴史1原始・古代』
山川出版社 2005『岩手県の歴史』
郷土出版社 2005『図説 花巻・北上・遠野・和賀・稗貫の歴史』
日本考古学協会 2005『日本考古学年報』56号
堤隆 2006『考古学の世界-旧石器時代』河出書房
デアゴスティーニ・ジャパン 2007『週刊歴史のミステリー』
堤隆 2009『シリーズ遺跡を学ぶ別冊02 旧石器時代入門』新泉社
ポプラ社 2009『ポプラディア情報館 日本の歴史』第1巻 
松藤和人 2010『日本と東アジアの旧石器考古学』雄山閣
稲田孝司・佐藤宏之 2010『講座日本の考古学1 旧石器時代(上)』青木書店
デアゴスティーニ・ジャパン 2012『週刊歴史のミステリー』改訂版第1号
平凡社 2013『別冊太陽 縄文の世界』
洋泉社 2013『あなたの知らない岩手県の歴史』
宝島社 2014『あなたの歴史認識はもう古い!変わる日本史』

教科書関係

東京法令 2004『ビジュアル日本史』
東京法令 2004中学資料集『グラフィックワイド歴史』
日本標準 2004教育用図書『知っとくナットク社会科クイズ101』
東京法令 2005高校生副読本『新編ビジュアル日本史』
帝国書院 2008『中学校歴史資料集』
東京法令出版 2008『高校歴史資料集 新日本史総覧』
帝国書院 2012教科書『社会科 中学生の歴史-日本の歩みと世界の動き-』
帝国書院 2012資料集『アドバンス 中学校歴史資料』
帝国書院 2012デジタル教科書『社会科 中学生の歴史-日本の歩みと世界の動き-』
帝国書院 2012副教材『徳島県歴史テストブック 上巻』
帝国書院 2012副教材『浜松市社会科学習ノート2012歴史編(1)』
帝国書院 2012教科書『社会科 中学生の歴史-日本の歩みと世界の動き-拡大版』
フクト 2012教材『福岡県 夏の生活 社会 歴史Ⅰ』
フクト 2013教材『福岡県 夏の生活 社会 歴史Ⅰ』

出展

福島県立博物館 2000「第14回東北日本の旧石器文化を語る会資料検討会」
盛岡市市民文化会館 2001「日本考古学協会盛岡大会」
笠懸野岩宿文化資料館 2001 企画展「日本人のルーツを探る」
野尻湖ナウマンゾウ博物館 2006 特別展「日本列島にはじめて渡ってきた人々」
長野県立歴史館 2008 企画展「よみがえる氷河時代の狩人」
島根県砂原遺跡シンポジウム 2010「パネル展示」
秋田県立博物館 2012 特別展「アンダー×ワンダー-北東北の考古学最前線-」
明治大学博物館 2012 特別展「氷河時代のヒト・環境・文化」

新聞掲載

朝日新聞1984年11月26日「これが前期旧石器 金取遺跡に高まる関心」
岩手日報1984年11月26日「前期旧石器本県からも初出土 宮守村の金取遺跡」
河北新報1984年11月26日「岩手にも前期旧石器?」
毎日新聞1984年11月26日「岩手にも前期旧石器遺跡 金取遺跡」
読売新聞1984年11月27日「岩手金取遺跡の石器3点 前期旧石器か」
岩手日報1984年11月28日「金取遺跡で前期旧石器を発掘した 武田良夫さん」
岩手日報1984年12月10日「新たに掻器と石斧出土 宮守の金取遺跡」
岩手日報1984年12月20日「金取遺跡から旧石器」
毎日新聞1985年8月13日「宮守の金取遺跡 前期旧石器の存在確認」
岩手日報1985年8月13日「前期旧石器の木炭片出土 宮守の金取遺跡」
朝日新聞1985年9月7日「金取遺跡を発掘する釜石南高教諭 菊池強一さん」
朝日新聞1985年9月25日「8万年前の生活跡日本最古の記録か 宮守村金取遺跡」
岩手日報1985年9月25日「宮守の金取遺跡 さらに古かった県内最古」
毎日新聞1985年9月25日「金取遺跡 8万年以上前の石器出土」
岩手日報1999年1月7日「いわて21世紀への遺産 金取遺跡」
岩手日報2001年7月29日「日本考古学協会が10月の岩手大会で」
岩手日報2002年5月27日「人類史手探りの再出発 金取遺跡足掛かり」
読売新聞2002年6月6日「金取遺跡再発掘へ ねつ造無関係と脚光」
毎日新聞2002年6月18日「注目集める金取」
日本経済新聞2002年8月18日「3万年前からの再出発 悩める考古学」
岩手日報2003年1月30日「旧石器遺跡、日本最古は? 宮守の金取有力」
毎日新聞2003年2月7日「金取遺跡03~04年度再調査」
岩手日報2003年4月21日「学芸余聞 全国注目の大型旧石器遺跡」
岩手日報2003年5月12日「本年度の県内発掘調査」
岩手日報2003年5月25日「藤村遺跡すべて否定 人類史数万年前に逆戻り」
読売新聞2003年5月25日「考古学協会が倫理綱領制定へ」
岩手日報2003年7月7日「金取遺跡が国内最古 日本考古学協会再調査で判明」
神奈川新聞2003年7月7日「金取遺跡が国内最古 考古学協会火山灰で確認」
朝日新聞2003年7月23日「来月から再調査の岩手・金取遺跡」
岩手日報2003年7月31日「金取遺跡8月26日から発掘調査」
毎日新聞2003年7月31日「国内最古高まる期待 金取遺跡の調査日程受け」
朝日新聞2003年8月1日「26日から第2次調査 確かな年代測定期待」
岩手日報2003年8月25日「金取遺跡 あすから第2次調査」
岩手日報2003年8月26日「国内最古の金取遺跡2次調査スタート」
岩手日報2003年8月26日「論説 宮守村の金取遺跡 科学的調査のモデルに」
岩手日報2003年8月27日「国内最古に期待と重圧 来週から発掘本格化」
毎日新聞2003年9月25日「金取遺跡発掘調査 石器発見へ期待」
東京新聞2003年10月12日「世界と日本大図解シリーズ モンゴロイドの大移動」
毎日新聞2003年12月4日「金取遺跡10万年前の可能性」
岩手日報2003年12月4日「金取遺跡 来年度も調査継続」
朝日新聞2003年12月22日「2003年考古学総括 私の注目10遺跡」
岩手日報2004年2月3日「金取遺跡調査に注目 岩手考古学研究大会第2次発掘を紹介」
毎日新聞2004年3月5日「日本最古の旧石器遺跡確認」
毎日新聞2004年3月5日「金取遺跡が日本最古」
毎日新聞2004年3月5日「金取遺跡日本最古」
朝日新聞2004年3月5日「中期旧石器時代にヒト 金取遺跡昨秋発掘の石器年代で確認」
読売新聞2004年3月5日「日本最古?宮守村の金取遺跡」
河北新報2004年3月5日「金取遺跡 地層は8万5000-5万年前」
岩手日報2004年3月5日「金取遺跡 8万5000-5万年前」
読売新聞2004年3月16日「移行期の考古学①中期→後期旧石器時代」
朝日新聞2004年3月16日「旧石器研究再出発のために 観察、分析に確かな目を」
岩手日報2004年5月30日「7日から1ヵ月発掘調査 金取遺跡、今年は3ヵ所」
読売新聞2004年6月2日「国内最古の可能性 金取遺跡を調査」
岩手日報2004年6月7日「なるか旧石器発掘 3次調査始まる」
岩手日報2004年6月8日「金取遺跡1ヵ月調査 第三層の年代確定が焦点」
岩手日報2004年6月27日「考古学ファン80人訪れる 金取遺跡で発掘説明会」
岩手日報2004年10月8日「原日本人の姿求めて ねつ造に無縁の金取遺跡」
毎日新聞2004年12月30日「この1年を振り返る 金取遺跡」
岩手日報2005年6月2日「金取遺跡の重要性再確認 調査報告書が完成」
朝日新聞2005年6月2日「最古級に裏付け 宮守・金取遺跡」
毎日新聞2005年6月2日「金取遺跡:人類活動史で重要な遺跡と結論」
産経新聞2005年6月2日「5万年以前の石器片発見 岩手・金取遺跡」
読売新聞2005年6月2日「国内最古と特定できず 金取遺跡宮守村教委が最終報告」
朝日新聞2005年9月27日「捏造発覚から5年進む研究再構築」
産経新聞2007年8月6日「日本人解剖 第3章ルーツ 最古のヒト①」
しんぶん赤旗2010年10月22日「金取遺跡調査の今」
岩手日報2010年11月13日「捏造10年 下 金取遺跡の価値は再評価」
岩手日報2014年6月7日「金取遺跡世界に発信 モンゴルであす東アジア考古学会」
岩手日報2014年6月17日「金取遺跡調査に国際評価 モンゴルでの発表報告」  ほか

テレビ放映

NHK総合2001年11月「旧石器遺跡発掘ねつ造から1年」『NHKニュース』
BSフジ2011年8月14日「人類は日本列島にいつやってきたのか?」『ガリレオX』 ほか