「対話」を通じたまちづくりの新モデルとは
市と同社の関係者、市内の観光業者、大学生や高校生など70人は、遠野の魅力あるまちづくりについて理解を深めました。
同キャンプは、自治体や民間企業、大学などからさまざまな分野の人が参加し①遠野の魅力や課題の掘り起し②遠野の魅力を生かしたまちづくりのテーマ設定③テーマに応じた具体的な実践方法―の順で対話を深めるもので、産学官と地域の人々が豊富なアイディアを出し合いながら、地域の魅力を再発見し課題解決につなげる新たなモデルとして注目されています。
6月に開催された春キャンプの様子
昨年秋から計4回開催し、これまで観光や物産、地域づくりなどさまざまなテーマについて対話を深めてきました。
報告会では、神戸松蔭女学院大学の学生らが遠野産の食材を使ったお土産の新商品について提案したほか、
遠野緑峰高校による復興支援プロジェクトの発表や同社の活動報告なども実施。
神戸松蔭女学院大学による新商品の提案
復興支援プロジェクトを披露する緑峰高生
参加者は、同キャンプの研究成果からまちづくりのヒントを探っていました。
同社の樋口邦史復興推進室長は「さまざまな視点で出されたアイデアはどれも素晴らしく、実際に動き出しているプロジェクトもある。対話がまちづくりの可能性を広げている」と評価。
本田市長は「新たなまちづくりのモデルとして継続して取り組み、産学官と地域の連携をさらに強化していきたい」と決意しました。
本市と同社は今後、同キャンプを発展させた「みらい創りカレッジ」を旧土淵中学校内に開設し、対話を通じたまちづくりを進める計画です。
地域づくりの新たな拠点となる旧土淵中学校
