遠野市の概要
遠野の風景 曲り家
1.

所在
 日本の首都東京から500km離れた岩手県の東南部に位置している。
 面積は、県内最大の825.62km2を有している。

2.

人口(2009年3月末現在)
 男性:14,802人 女性:16,155人 計:30,957人(外国人含み)
 世帯数:10,706世帯

3.

風土
 寒冷地に属し、四季の推移が画然とし、厳寒期は零下15度を記録することもある。
 語り継がれてきた民話が、柳田國男の名著「遠野物語」として結実し、日本民俗学発祥の基盤となった。
 郷土色豊かな文化は、多くの観光客を魅了している。
 昭和29年に1町7カ村が合併し、平成16年、市制施行50周年を迎えた。
 平成17年10月、隣接する宮守村と合併し、新「遠野市」となる。

4.

産業
 基幹産業は農業(米、りんご、レタス、タバコ、ホップ)であり、商工業、観光と一体となり、産業の発展を目指している。


サレルノ市の概要
サレルノ市街全景
1.

所在
 イタリア21州の中の一つであるカンパニア (Campania)州の州都ナポリの東南約60キロメートル。景勝地であるアマルフィ海岸(Costiera  Amalfitana)の片端。
※アマルフィ海岸線(ソレントからポジタノ及びアマルフィなどを経てサレルノに至る海岸線)

2.

人口
 サレルノ市  147,580人(2007年12月現在)
 サレルノ県 1,470,000人
※サレルノ県には、県庁所在地であるサレルノ市のほかに158のコムーネ(市町村)が所属している。

3.

小史
 紀元前7世紀にギリシャの植民地として、さらに紀元前194年には、ローマの植民地となる。7~8世紀に北ヨーロッパの一族であるロンゴバルド族が侵住、公国となる。
 1076年にナポリ王国の首都となる。11世紀には学術研究、特に医学につき欧州全域に名が知れ渡る。事実「サレルノ医科大学(Sucuola Medica  Salernitana)」は1050年設立で、欧州で最古の医学校である。サレルノの医学校は1817年まで続いたが、ノルマン支配下の12世紀に最も盛んであった。このような歴史を反映して、9世紀建設のカテドラルをはじめ、史跡に富む。
 また、第二次世界大戦時の1943年9月5日未明に米軍がサレルノ湾から上陸、ドイツ軍を打破した。
 現在のサレルノは、周辺の豊かな農業地域の中心地であり、マカロニなどの食料品工業も盛んである。県庁所在地であり、師範大学がある。

4.

産業
 陶磁器(セラミック)が有名。サレルノ市の近郊農村では、野菜や果物を栽培している。

5.

街区
 サレルノ市は、海岸線沿いの現代的な部分と、8世紀にアレキ王子が再建した城がそびえる丘の部分(中世風)に大別される。


姉妹都市締結のきっかけと経緯
( 1 ) きっかけ
 岩手放送(株)が開局30周年記念として製作した映画『遠野物語』(村野鐵太郎監督)が第35回イタリア・サレルノ国際映画祭においてグランプリを受賞しました。
 この映画を観た当時のサレルノ市長アルベルト・クラリチア氏が、是非、遠野市と姉妹都市になろうと村野鐵太郎監督に親書を託したことがきっかけとなりました。
( 2 ) 経緯
昭和57年10月24日 映画『遠野物語』が第35回イタリア・サレルノ国際映画祭でグランプリ受賞。
昭和57年10月25日 サレルノ市長が遠野市との姉妹都市締結をしたい旨の親書を村野鐵太郎監督に託す。
昭和57年11月10日 村野鐵太郎監督来庁、親書を市長が受領する。
昭和57年12月24日 遠野市長からサレルノ市長に返礼の手紙を送付する。
昭和58年2月15日 村野監督を講師に招き「イタリア・サレルノ市の状況を聞く会」を開催する。
昭和58年2月19日 「姉妹都市の締結について」を市議会で満場一致で可決。
昭和58年4月8日 遠野市長が、駐日イタリア大使を訪問、サレルノ市との姉妹都市提携についての経緯と計画の概要を報告し、今後の対応を要請する。
昭和58年7月28日 遠野市長が外務省情報文化局を訪問し、サレルノ市長へ書簡を託し、今後の協力と調整を依頼。
昭和59年8月8日 サレルノ市友好使節団が来遠(1回目)(調印式、交歓会、市内視察及び知事表敬等を行い11日まで在県)姉妹都市提携調印式及び交歓会を挙行。

実施された交流事業

昭和59年8月 サレルノ市友好使節団が来遠
昭和60年4月 第1回遠野市答礼使節団がサレルノ市を訪問 13名
昭和62年9月 サレルノ市親善使節団が来遠
昭和63年11月 第2回遠野市親善使節団がサレルノ市を訪問 14名
平成2年9月 サレルノ市親善使節団が来遠
平成3年9月 サレルノ市からイタリア料理コック及びサッカーコーチを招聘
平成3年10月 サレルノ市から室内楽団(三重奏)来遠等
平成4年10月 第3回遠野市親善使節団がサレルノ市を訪問 42名
平成6年12月 サレルノ文化特使団招へい・姉妹都市締結10周年記念式典開催
平成9年1月 サレルノ市へ親善交流訪問(市民交流 10人・遠高サッカー部 23人) 33人(アペルト主催事業)
平成9年11月 サレルノ市公式訪問(映画祭50周年、助役ほか2人)。市民親善訪問 8人(アペルト主催事業)。
平成12年10月 サレルノ県への民俗芸能使節団派遣(飯豊神楽保存会10名、遠野物語研究所1名ほか3名)
平成13年7月 ふれあい交流センターオープンを記念し、サレルノ市からイタリア料理コックら招聘
平成14年11月 民間の交流グループ「トネーゼ」主催により、市民36名がサレルノ市を訪問、市役所訪問、映画祭出席等を行う。
平成15年10月 遠野市長を団長とする「親善使節団」遠野市民等一行52名が、サレルノを訪問、市役所訪問、商工会議所訪問(経済交流)など行う。
平成16年8月 姉妹都市締結20周年記念式典・映画「遠野物語」上映会開催(8日、市民センター大ホール)
サレルノ市親善使節団11名来遠
VIVA ITALIA FESTA開催(6日~8日、あえりあ遠野交流ホール)
平成17年4月

サレルノ市へ剣道指導者を派遣
遠野剣道会等11名、現地での剣道セミナー参加者200名

平成19年4月 サレルノ県経済交流ミッション(在日イタリア商工会会頭等一行6名)が来遠、ワサビビールを中心に商談を行う。
平成19年9月 ローマ在住の写真家、映像作家、2名が親善大使・アンナラウラさんの紹介で、遠野を訪問し「遠野まつり」を取材する。
平成20年2月 イタリア・ダイジェスト&姉妹都市サレルノ市訪問を実施市民 13名 引率 1名

平成20年5月16日

     ~7月2日

サレルノ市民アントネッラ・ロッフレードさんが多田通さん宅にホームステイして語学及び日本文化の研修をする。

平成21年11月26日

     ~12月2日

派遣団6名。姉妹都市締結25周年に当たり、サレルノ市を訪問し、交流を深めるとともに、30周年に向けて今後の交流を協議。また、平成22年に遠野物語発刊100周年を迎えることから、昔話の「語り部」を同行し、遠野の「語り」の文化と「永遠の日本のふるさと遠野」を海外に発信する。
平成24年3月 遠野市と在イタリア日本国大使館との共催事業「地方の魅力発信プロジェクト」により、細越獅子踊り保存会がマルセイユ、ローマ、サレルノで公演。
平成26年6月 姉妹都市締結30周年記念として市民訪問団を結成し、51名がサレルノを訪問。