森の名手・名人

10月31日市長室での認定証伝達式平成18年度「森の名手・名人100人」に森の恵み部門(白樺樹液採取・加工)で、上郷町在住の石田孝夫さんが認定され、市長から認定証が伝達されました。

石田さんは、平成7年に北海道で開催された「国際樹液サミット」への参加をきっかけに、試行錯誤しながら白樺樹液の採取・加工に取り組んでこられました。

白樺樹液採取中現在は、上郷小学校の児童に白樺樹液採取体験を指導してますが、「どうして樹液は透明なの?」など、素朴な疑問に戸惑いつつも、子供的視点の面白さに関心しているようでした。

今後も白樺の景観を守りながら、そのすばらしい恵みである樹液の魅力を地域の人々に伝えてくださることを期待しています。

白樺樹液について
 
白樺は、荒地でも芽を出すとても生命力の強い木です。その樹液はミネラルが豊富で、古くから北欧やアイヌの人は「万病の薬」として珍重してきました。現在は老廃物の排出や美肌効果などを生かして、化粧品や飲料に加工されています。今話題のキシリトールの原料でもあります。


菊池盛治さんへ遠野市長より認定証伝達の写真
 平成17年度「森の名手・名人100人」の森づくり部門 (馬搬(ばはん)・地駄曳き(じだびき))で遠野市土淵町在住の菊池盛治さんが認定され、遠野市長より認定証が伝達されました。


 
ばはん・じだびきをする白い馬と菊池盛治さんの写真 菊池盛治さんは、16歳から馬搬を始め、これまで約20頭の馬を使って作業を続けてきました。馬搬は全国的にあまり見られなくなった技術ですが、重機が入れない山でも自在に作業が可能であり、林床を荒らさず山に優しい集材方法です。そして遠野地方における馬搬は、主に間伐材の搬出のために行われており、菊池さんには地域の間伐材の利用推進にも貢献をいただいております。

 菊池盛治さんの広報遠野11月号インタビュー記事はこちら

森の名手・名人100人とは

 『社団法人 国土緑化推進機構』が、森や山に関わる生業や地域生活に染み込んだ営為のうち、すぐれた技をもってその業を究め、他の技術・技能者、生活者たちの模範となっている達人たちを顕彰し、「森を再生していく様々な技術の大切さ」「山とかかわり続けていくことの豊かさ」をひろめ、その技を育んできた地域の自然と当地の気風を守り育てていくことを目的とし、毎年100人の名手・名人を選定しています。
 遠野市では、平成15年に森の伝承・文化部門(早池峰登山先達・神楽舞手)で鈴木廣志さんが認定されています。

意欲ある担い手

佐藤郷太郎・昭子夫妻の写真

 平成17年11月11日に盛岡市民文化ホールにて行われた「平成17年度いわて農林水産躍進大会」において、遠野市上郷町在住の佐藤郷太郎さん・昭子さん夫妻が「意欲ある担い手賞林業部門」で受賞されました。

 佐藤さんは、稲作を主体に繁殖和牛、レタス、ホップ栽培と林業の複合経営で生計を立てていましたが、中学生時代からの夢で、林業で生計を立ててみたいとの思いから10年前に農業部門を一切休止し、妻昭子さんと2人で緑資源機構等と個人からの受託事業と自己山林の伐採収入で生計を立てています。
 経営の特徴は、間伐での選木や採材技術が高く丁寧な作業を行うことから、最近は個人からの依頼が多くなってきているとのことです。近年の木材価格の低迷等から森林への関心が薄れているなか、佐藤さんは積極的に森林所有者を訪問し、保育施業の啓発と事業の掘り起こしを行っています。
 また、夫婦2人での作業は、婦人も重労働である伐採作業を行っていることから、女性の林業分野への進出として注目を集め、貴重な存在となっています。

佐藤郷太郎さん・昭子さん夫妻の広報遠野1月号インタビュー記事はこちら


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